ファンレススイッチングハブのメリット

スイッチングハブは、オフィスや家庭内、公共機関などで、有線LANの中継地の役割を果たす周辺機器として大変重宝されている機器です。

基本的に、高速で動作するスイッチングハブにはファンが内蔵されているのですが、最近ではそのファンを搭載しないファンレススイッチングハブが登場しています。
では、ファンレスのスイッチングハブにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

スイッチングハブ(PoE)とは

スイッチングハブ(PoE)とは、複数の端末をネットワークに接続して通信を行う際に使用する中継機のことです。

スイッチングハブが登場する以前のハブ(リピータハブ)では、受信したデータはネットワークに接続されている全ての機器に送信されていました。
そのため、ネットワーク内でデータ通信を行っている端末があると他の端末が通信を行えなくなるなどの通信速度の低下やセキュリティに関する問題がありました。

一方スイッチングハブは、データの送信先(宛先)を解析することで、送信先の端末にのみ通信を中継させることができます。
それによって、複数の端末で同時通信が可能になるなどの通信速度の高速化や、セキュリティ問題が解決されました。

現在では、様々な場所でスイッチングハブが利用されています。

スイッチングハブにファンがついている理由

前述したように、スイッチングハブは送信先(宛先)にのみデータを送信し、加えてPoEでは接続されている端末に電力も供給するため、電力を大幅に消費します。
消費電力が高いと、その分機器が発熱しやすくなります。

一般的に、消費電力が10Wを超えると熱によって機器温度が上昇しすぎてしまい、故障する恐れがあると言われています。
スイッチングハブでは、消費電力が10Wを超えることも珍しくないため、機器の故障を防ぐためにファンがついているのです。

特に、ポート数が多いハブではその分必要となる電力も多くなるため、機器の冷却のためのファンはほぼ必須となっています。

ファンがついているスイッチングハブのデメリットとは

消費電力が多いスイッチングハブでは冷却ファンは必須となりますが、ファンがついていることによるデメリットも生じます。

例えば、ファンは回転部品で消耗品でもあるため、ファンが壊れると製品が使えなくなることやファンによる騒音が少なからず生じてしまうこと、機器内部に埃を吸い込んでしまい掃除する手間があること、ファンを搭載する分のコストが余計にかかってしまうことなどが挙げられます。

また、ファンを回すためには電力が必要であるため、消費電力が余計に増加することも考えられます。

ファンレススイッチングハブのメリットとは

冷却ファンには前述したようなデメリットがあることから、近年では少ないポート数のスイッチングハブにはファンを無くしたファンレスモデルも製造されるようになりました。

これは、技術の進歩に伴って、スイッチングハブの消費電力が抑えられるようになってきたこと放熱技術の進化などが理由として挙げられます。

ファンを無くしたことにより消費電力をさらに抑え、ファンを搭載する分のコストを削減できるようになりました。
また、ファンによる騒音がないこともメリットの1つと言えるでしょう。

導入コストを抑えて管理の手間を省きたい方は、ファンレスのスイッチングハブを選んでみてはいかがでしょうか。

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