ノイズ規格VCCIのCLASS AとBの違い

パソコンやルーター、ハブのシールや銘板上にあるVCCIが何を表しているかご存知でしょうか?
FCCやCEマークを知っている人なら、それらのマークと同居していることから何となく意味を想像できるかもしれません。

ここではVCCIを知らない人に向けて、どのような規格なのかと併せて、CLASS AとCLASS Bの違いについて説明しましょう。

VCCIとは

そもそもVCCIとは、情報処理装置、電気通信機器および電子事務用機器からの妨害波がもたらす障害を自主的に防止するため設立された、「情報処理装置等電波障害樹種規制協議会」を起源とする会員制の非営利団体のことを指します。

簡単に言えばテレビや電子レンジ、無線通信機など、既存の法律によって規制済み電気製品以外のIT関連製品に対して、漏れてしまっても許容される電磁波の量と、電磁的な妨害を受けても誤動作しない範囲を自主基準として決めています。

VCCIの「CLASS A」と「CLASS B」の違いとは

10m以内にテレビやラジオを聞いている人がいることを想定する、一般家庭用IT機器に適用されるのがVCCI CLASS Bで、工場内や商業施設など、一般家庭外の限定された場所で使用される産業用機器に適用されるのがVCCI CLASS Aです。

例えば、家庭用パソコンやモニター、外付けハードディスク、ブルーレイレコーダーがVCCI CLASS Bで、オートメーション専用のパソコンやデータセンター向けイーサネットスイッチ、業務用バーコードリーダーにはVCCI CLASS Aが適用されます。

AとBの規程上の違いは、電磁波の輻射強度です。
CLASS B適用機器が発する不要輻射は30MHz~1GHzの間で、CLASS A適用機器の約1/3、1GHz~6GHzの間では同じ比較で約1/2とだいぶ差があります。

CLASS Aの製品を選ぶ際に気を付けるべきこととは

結論から言えば、CLASS Aの機器だからという理由で特に気を付けるべき点はありません。

しかし、医療施設やその他生命を預かる施設は非常に特別な環境なので除外します。
家庭内に高度な医療機器を常用される方がいる場合も状況は同じなので、導入を希望するなら事前に医療機関の指導を仰いでください。

CLASS Aは産業用機器向けの規程ですが、家庭内で使う場合は少しだけ話が異なります。
アマチュア無線はやらない、ラジオもテレビも見ないという条件を付けた上ですが、例えば市販されている安価なスイッチングハブの中にはCLASS A準拠の物も数多くあります。

光回線用Voiceスイッチ