光電話の音声が途切れる原因は何なのか

光電話という言葉を聞いたことがある人は多いと思いますが、実際どういう仕組みなのかを理解している人は少ないのではないでしょうか。
ここでは光電話がどのようなものなのか、起こりうる不具合などについて紹介します。

光電話の特徴

光電話はフレッツ光を提供しているNTTのサービスで、光ファイバーを利用した電話回線になります。
音声通話だけでなく、テレビ電話や写真の共有などが行えます。
写真の共有は電話をしながらできるので、話しながら同じ写真を見ることができます。

基本の利用料金は月500円で、他の電話回線と比べても安いことで知られています。
プランは数種類用意されているので、契約者の電話利用状況により相談することをおすすめします。
最近はスマホ版プランも登場しているので、固定電話以外でも需要があります。

光電話の音声が途切れてしまう原因

光電話で音声が途切れるといった事例は割と多いようです。
一般的に音声が途切れる原因としては、以下が挙げられます。

  • 通信速度の問題
  • ノイズが邪魔をしている
  • 外部攻撃を受けている
  • 音声と同時に送信されるデータにより音声データが劣化する(廃棄される)

通信速度は、遅くなるとゆらぎとか遅延という現象が発生しやすくなるなどで音声データの復調が不完全になり聞き取りにくくなることがあります。

ノイズの場合は、通常の電話と同様に室内雑音とか送話雑音・受話雑音・側音などとの相互作用で音声が聞こえづらくなります。回線に影響されるところでは回線雑音・パケット損失
の他、絶対遅延や回線エコーにより音声データが劣化するなどあります。

外部攻撃というのは、いわゆるハッカーが回線に侵入・攻撃・妨害しているということです。
心配な場合は外部攻撃について調べてみると良いでしょう。

音声データの廃棄とは、同じ回線で音声パケットとデータ系のパケットを扱う場合に音声系のパケットが一部廃棄されてしまうことです。
これにより廃棄された分の音声の音切れが発生してしまいます。

音声データパケットが破棄されないハブのメリットとは

ハブ(HUB)は集中結線装置のことです。
同じ回線で電話だけでなく、パソコンなどのデータ機器を扱いたい場合には必須のものです。とはいえ、同じ回線でデータと音声を送信するのですから、両者の通信を両立させる必要があります。
ハブがこうしたデータを制御する際、データ系のパケットを優先するような設定がされてる場合ですと、音声データが廃棄されてしまいます。
このようなケースでは、音声系のパケットは即時性が要求されますので音声データを優先するハブに変更することで、音切れが改善する場合があります。
データ系では誤り訂正などの機能によりパケット再送される場合が多いので廃棄パケットは回復できます。