ネットワーク管理のコンプライアンスとは

最近は、コンプライアンスという言葉を耳にする機会は多くなっているのではないでしょうか。

コンプライアンスは直訳すると「法令遵守」という意味で、企業活動をする上で守るべき法令や会社規則、
一般道徳の中でするべきこと、またはしてはならないことも含まれます。

では、ネットワークを管理する際は、どのようなことをどのように守れば良いのでしょうか?

ネットワーク管理におけるコンプライアンスとは?

近年のデジタル化・ネット化の発展に伴い、それらに関する新たな犯罪が行われるようになりました。

ネット社会と言われる現代では、マイナンバーなどの個人情報や住所やクレジットカード番号などの顧客情報や取引の際の機密情報などの管理をネットワークにて行っている企業は多く、また経営や企業運営にネットワークシステムを取り入れている場合がほとんどです。

万が一企業のネットワークがサイバー犯罪の標的となり、個人情報や企業の機密情報などが漏洩してしまえば、社会的信用を失うばかりか企業の存続問題にも発展する恐れもあります。

そのような事態を避けるためにも、機密情報を外部に持ち出せないような仕組みや、ウイルス感染防止のためのセキュリティ対策など、コンプライアンスに即した仕組みをネットワーク上に構築する必要があります。

ネットワーク管理を行う際に重要な「UTM」とは

UTMとは「統合脅威管理」という意味で、ネットワークのセキュリティ対策手法の1つです。

ネットワークを管理・運営する際は、そのネットワークが外部からの攻撃を受けないようセキュリティ対策を行う必要があります。
そのために使用される機器をUTMアプライアンスと言いますが、これを略してUTMと呼ぶ場合もあります。

UTMは複数の異なるセキュリティ機能を1つのハードウエアに統合し、統合的にシステムを管理します。

UTMはなぜ必要なのか

UTMによるセキュリティ対策の一元化はなぜ必要なのでしょうか?

近年、企業や一般家庭のネットワークは様々なワームやウイルスによって新たな脅威に晒されています。
そのためファイアウォールのみならず、VPNやアンチウイルス、不正侵入検知・防御(IDS/IPS)、Webコンテンツフィルタリングなど多くのネットワークセキュリティ機能を駆使し、対処する必要があります。

ネットワークが攻撃に晒されてウイルスの侵入を許してしまえば、ファイルの改変や削除、システムの破壊や情報の改ざん、メールなどの不正送信や個人情報が漏洩などの直接的な被害が出てしまうことはおろか、それらに対する修復や保障などの間接的な被害にも対応しなければなりません。
何より、脆弱なセキュリティによる情報漏洩や社会信用の失墜はなんとしても避けなければなりません。

このような脅威に対してそれぞれを対策するためにセキュリティシステムを管理するには手間もコストも掛かります。
と言って、単一の機能を持ったセキュリティシステムをただ組み合わせただけでは、全ての脅威を防ぐことは難しいと言えます。

そこで、UTM によって複合的なセキュリティ対策を一元化することにより、設定や管理の手間の簡素化、導入の容易化で低い運用コストを実現できます。
また、内蔵ソフトウェアの更新などの保守・運用も機器本体が一台のため効率的に行える利点があります。
いくつもの脅威への対処とネットワークの保護を重層的かつ低コストで実現できるのです。
対策項目ごとに個別に機器や対策項目ごとに個別に機器やソフトウェアを導入する場合に比べ、必要な人員やコストを抑えることができるため、中堅・中小企業のセキュリティ対策として普及しています。

一方で、様々な機能を一台に集約しているため、個別の機能や性能では単体製品の方が拡張性などで優れていたり、セキュリティ機能の選択肢が増えるケースもあります。
また、多くのUTM はネットワークの入口に設置してゲートウェイの役割も果たすため、故障などで停止してしまうとインターネット接続自体ができなくなってしまう場合もあります。

UTMなどしっかりとしたセキュリティシステムの構築と、コンプライアンスを重視した運用体制が重要と言えます。

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